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透析室 – 紹介ページ

Dialysis

心と体にやさしい透析

当施設では「心と体にやさしい透析」をコンセプトに、腎臓内科医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士・管理栄養士など経験豊かな多職種のスタッフが一丸のチームとなり透析治療をトータルサポートしております。
患者さまの疾患・合併症に対する予防・治療はもちろんですが、日々のコミュニケーションの中で生活の悩みなどを患者さまの声に寄り添った思いやりのある透析室であるようにこころがけております。

透析スケジュール

午前
9:00~外来患者
9:30~入院患者
午後
14:00~外来患者
14:30~入院患者

 

設備:Wi-Fi完備 ベッド数63床(個室2床含む) TV視聴可能(月額 2100円税込み
対応可能な患者さま:血液透析、長期留置型カテーテル挿入、看取り希望、腹膜透析
対応可能な治療:血液透析(HD)、オンライン血液透析濾過On-Line HDF)、吸着型血液浄化器リクセル
昼食サービス:1食 660円(税込み、食事介助は不可)

透析治療を受けるためのご準備

  • 治療着:運動をして頂く場合がございます。動きやすい服装でお願いします。
    ※体重に影響しないよう、毎回重さが同じものをご着用下さい。
  • バスタオル:ベッドの上に敷いて頂きます。大判の物をご用意下さい。
  • タオル:枕の上にかけて頂きます。予備を含め2枚程ご用意下さい。
  • 自己管理ノート:初回透析日にお渡しいたします(毎回ご持参下さい)。
  • 止血ベルト:お持ちでない場合は当院にてご購入いただけます。(毎回ご持参ください)
  • 保険証等:透析日の初日にご持参下さい(保険証・医療証) 以降、月初めにもご提示ください(スタッフよりお声かけ致します)。
  • 電気製品:コンセントを使用される場合は、100円/口/日(税別)となります。
  • CSセット(紙おむつ)の利用について:(別紙説明あり)

【初回透析時のみ】

  • 残薬(前病院のものがあれば)
  • 各種提出書類(ご見学時にお渡ししたもの)

透析室の取り組み

病院ならではのメリット

当院は各診療科での受診・入院が可能です。専門的な治療を受けながら外来・入院に関わらず継続して透析治療を受けていただきます。透析においても導入期・維持期・終末期と幅広い治療に対応しております。
名古屋市立大学病院腎臓内科濱野高行教授によるご指導のもと、常に最新かつ最良の透析治療を提供しています。また、一時的に在宅での介護が困難になった場合、ご家族の方やご本人のレスパイト入院の受け入れもご相談いただけます。
外来受診は非透析日の受診となり送迎は対応しておりません。ご家族や個人での受診をお願い致します。透析日に起きた事象は症状に応じ対応いたします。

フットケア

透析患者さまは免疫力の低下や血管の石灰化、動脈硬化などによって血管が詰まったり、小さい傷や潰瘍などが原因で足の切断に至ること少なくありません。当院では定期的にフットチェックや血管年齢測定(ABI)を実施し、必要時には併設外来(皮膚科・整形・循環器)の医師と連携し、愛知医大と協力して早期発見・早期治療に努めています。
また、患者さまにも常に足に関心をもっていただき、生涯自分の足で歩き自立した生活を維持できるようセルフケア指導にも力をいれています。

透析リハビリ

高齢化に伴い筋力の低下、フレイルなどが問題視されております。自立した生活が送れている患者様には筋力維持のため自宅でのストレッチ指導を、介入の必要な患者様には透析時間を利用しベッド上で運動療法を行い、筋力の低下防止・運動機能低下の予防に努めております。

骨粗鬆症治療

透析患者さんは慢性腎臓病で血液中のリンが増加することで骨粗鬆症のリスクが高くなります。他にも女性ホルモンの低下、糖尿病・加齢や薬の影響によっても骨粗鬆症に注意が必要です。定期的に骨密度の検査を行い整形外来と連携し予防と治療に取り組んでおります。

糖尿病・腎臓病教室

当院では施設の方、患者様、ご家族向けに教室を定期的に開催しております。楽しみながら栄養や病気について学んでみませんか?
医師、栄養士、看護師、臨床工学技士をまじえて相談できる機会を設けております。

シャント管理

透析をうけていただくのに大切なシャント。万が一のシャントトラブルにも造影検査、血管拡張術(PTA)に対応。またその他シャント手術は名古屋血管外科・名城血管外科クリニック・東部医療センターなどと連携しています。

送迎サービス

血液透析を受ける患者さまはひと月あたりおよそ13回前後の通院治療が必要です。施設や自宅から当院までの無料送迎サービスで通院負担軽減のお手伝いをしております(車椅子対応可)。
※介助の必要な方はヘルパーやご家族のご協力をお願いします。規定エリア内にお住まいの方が対象です。

ゲスト透析

旅行や仕事、出張、帰省などで名古屋市にお越しになる方のゲスト透析も受け入れております。
日程が決まりましたら、ご希望の透析日時をご連絡ください。

申し込み方

  1. 予約: まずは電話で予約をお願いします。
    052-793-3331 9:00~16:00(月~金)
  2. 必要書類の提出: ご予約後、下記の必要書類をFAXで送ってください。
    ・透析情報
    ・透析記録(直近3回分)
    ・健康保険証、特定疾病療養受療証
    FAX 052-793-3413
  3. ご来院当日に持参していただくもの:
    ・健康保険証、特定疾病療養受領証、身体障害者手帳
    ・現在透析を受けている病院からのお手紙(診療情報提供書、透析記録など)
    ・バスタオル1枚、フェイスタオル1枚
    ・止血ベルト2本(使用者のみ)
    ・イヤホン1本(テレビ視聴希望の方)
  4. お支払い: 透析終了後に受付にてお支払いとなります。

他院から転院を検討中のかたへ

引っ越しなどの理由で現在通院治療中の施設からの転院も受け入れております。見学のみも受付可能です。
まずはご相談から些細なことでも構いませんので、お気軽にお問合わせください。
透析室(担当:山本)電話番号:052-793-3331(透析室直通)

  1. 見学(オリエンテーション)
  2. 受診(透析記録3日分と診療情報提供書を持参し腎臓内科を受診)
  3. 通院開始(患者さまの生活スタイル・予定をお伺いし透析スケジュールを調整)

腹膜透析とは?

腹膜透析とは、お腹につながるチューブを通してきれいな透析液を腹腔内に流し入れ、一定時間貯留し、にじみ出た老廃物を体外に捨てることで毒素を浄化する方法です。時間、場所を問わず透析ができるため、自宅や職場で透析を行うことができます。血液透析で管理が難しくなる体液貯留管理でも、腹膜透析だとうまくいくケースが多くあります。近年増加傾向の高齢透析患者の方への治療として、今後は広まることが期待されている治療法です。

オンラインHDF とは?

HDF とは血液透析濾過という血液浄化療法の事で、拡散を原理とした血液透析(HD)の利点である尿毒素などの小分子領域物質除去と電解質の補正に加え、限外濾過を原理とした血液濾過(HF)の利点である蛋白結合毒素(透析合併症である透析アミロイド症の原因)と呼ばれる中分子領域物質除去と治療中の血圧低下予防を組み合わせた治療法です。
オンラインとは、高度に管理して作成された超純水透析液を用いて治療する事を言います。これにより、超純水透析液によるメリットとHDF によるメリットが組み合わさり、様々な効果が期待されています。

超純水透析液の効果

  • かゆみやイライラの減少
  • レストレスレッグ症候群の改善
  • 尿毒素蓄積による透析合併症
  • 透析中の血圧安定
  • 食欲の改善
  • 不眠の改善
  • エリスロポエチン不反応性腎性貧血の改善
  • 透析アミロイドーシス症の改善
  • ADL の向上
  • 生命予後の改善

間歇補液療法(IHDF)とは

当院では最新の治療透析である、間歇(かんけつ)補液療法(IHDF)を導入しております。間歇補液療法(IHDF)とは血液透析専用の回路を通じて一定時間毎、自動的に透析液を加えていく新しい治療法です。
具体的には30分に1回、100~200ml補液します。補液された透析液の分は除水をするので体内に残る事はありません。決められた補液には末梢循環障害が改善され、透析治療の際に血圧低下が度々みられる方、高齢者の方や疲れを感じやすい方に有効とされています。

リクセルとは

透析アミロイドーシスとは、身体のあちこちにβ2ミオグロブリンが沈着して起こる透析合併症の1つであると言われています。そのため透析治療にβ2ミオグロブリン吸着カラム(リクセル)を取り付け、このアミロイドの原因物質であるβ―2ミオグロビンの吸着除去性能を向上させることを目的とします。
しかしこの治療はどの患者様でも行えるわけではなく、下記の条件を満たした患者様については、このリクセルを取り付けて透析を行えます。

  • 手術または生検によって得られた組織試料でコンゴレッド染色と免疫染色によりβ2Mからなるアミロイドが確認されている。
  • HD歴が10年あるいはそれ以上で、手根管開放手術を受けた既往がある。
  • 画像診断により骨嚢胞像が認められる。

血管年齢測定(ABI)

早期に発見するためには、定期的なフットチェックとABI(足関節血圧と上腕血圧の比)を測定する事が重要です。当院では定期的なフットチェック、ABI測定によるPAD評価や炭酸浴によるケアを実施しております。

1. 定期的なフットチェックの実施

2. 定期的なABI 測定によるPAD の早期発見

足関節血圧と上腕血圧の比(ABI)による診断を行っています。

ABI≦0.9:下肢動脈の狭窄(閉塞)の可能性が高い
ABI>1.4:下肢動脈の石灰化の疑い(糖尿病や透析患者さまに多い)

3. 人工炭酸泉装置導入による炭酸浴ケア

人工炭酸泉装置で作成する高濃度の炭酸水(二酸化炭素1000ppm以上)によって経皮的に体内に吸収された二酸化炭素ガスには、末梢血管拡張作用、皮膚血流量増加作用、温感持続作用があり、透析患者さまの末梢循環の改善に大きな効果があります。

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シャント管理

シャント側の腕で腕枕・手枕をしない

▲シャント側の腕で腕枕・手枕をしない

シャント側の腕に腕時計をしない

▲シャント側の腕に腕時計をしない

シャント側の腕をぶつけない

▲シャント側の腕をぶつけない

シャント側の腕に重い荷物をかけない

▲シャント側の腕に重い荷物をかけない

シャント側の腕で血圧測定をしない

▲シャント側の腕で血圧測定をしない

冬の衣類は手首の圧迫を避けるものにする

▲冬の衣類は手首の圧迫を避けるものにする

シャントの狭窄・閉塞

シャントがつまると血液透析ができなくなってしまいます。
シャントがつまらないような予防が必要です。

医師がシャントに聴診器を当てているイラスト
シャントに触れているイラスト
毎日チェック!!

シャントは流れてる?

  1. シャントに耳を当てて音を聞く
  2. 血管に沿って指を当てて血流を触れてみる
  3. ザーザーという音を聴診器で聞く
  4. ヒューヒュー、シャッシャッといった音は要注意!!

守山いつき病院

守山いつき病院

〒463-0067
愛知県名古屋市守山区守山2丁目18番22号

0570-07-3101

アクセス情報

お問い合わせ

0570-07-3101

受付時間:08:30~17:30 (平日のみ)